トップ 商品について 購入方法 店舗案内 問い合わせ

★★★ 時計修理について ★★★

時計も車のエンジンなどと同じで機械をスムーズに動かすために油を使用しています。この油は、長く使っていますと粘りが出たり、蒸発や拡散して必要な部分に無くなったりします。また、汚れなどが発生したり混入したりで機械がスムーズに動かなくなるケースもあります。
これらの汚れの取り除きや必要な油の注入を施す作業をオーバーホールと言い、調子の出なくなった時計や、全く動かない時計も再生することが出来ます。
クォーツ時計は電池を交換しても動かない場合にオーバーホールが必要です。針がある場合は必ず歯車など機械部分がありますのでクォーツ時計と言えども機械式時計と同じなんです。
おじいさんやおとうさんの引き出しに眠っていた時計に興味はあるんだけど動かないし・・・などとためらっているあなた、当店は一般の時計修理店と比較し料金もひかえめに設定させて頂いております し先ずはご相談ください。
時計修理の基本費用は以下の通りです。

●オーバーホール
手巻デイトなし  9,000円  自動巻デイトなし 11,000円
手巻デイトあり 10,000円  自動巻デイトあり 12,000円
手巻デイデイト 11,000円  自動巻デイデイト 13,000円
トリプルカレンダー +1,000円
ムーンフェイズ    +1,000円
当店お買い上げ商品の場合は各−2,000円お値引きさせて頂きます。

●クォーツ修理
オーバーホール  8,000円〜
ムーブ交換     3,500円〜
ムーブ交換は別途ムーブ購入費用(1,500円〜)が発生します。

●リダン 10,000円〜

●その他
風防、巻真、リューズ、ゼンマイ交換             各3,500円〜
この他、ムーブを取り外す必要のある修理は        +3,500円〜
部品交換だけでは割高となるためOHとセットにされることをお薦めします。

●電池交換                 500円〜

上記に該当しない商品はお問い合わせください。
現行品、クロノグラフなど複雑時計は、お受けできない場合もありますのでご了承ください。
また、金額は部品などに欠損などが無い場合の基本金額で、部品などの調達で別途費用が発生する場合もありますのでご承知置きください。この場合は事前にご相談させていただきます。経験上1950年代以降の時計では部品交換が不要な場合が多いです。また、当店は国産時計をメインに修理させて頂いておりますので国産であれば交換用部品 (一部デッドストック部品もありますが通常は部品取り用の機械から流用します)を多く在庫しておりますので費用も抑えることができると思います。
納期は通常2週間ほど頂戴します。込み合っている場合もありますので事前にご確認ください。オーバーホール後は6ヶ月保証とさせて頂きます。
当社までの送料はお客様ご負担とさせて頂き、ご返送の際の送料は当社で負担いたします。

★★★ 当店のオーバーホールについて ★★★

当店のオーバーホールについて簡単にご説明させて頂きます。

1.時計の状態確認
ケースの状態、ゼンマイの巻き上げ、リューズ操作、文字盤の状態やガタなどを事前にチェックします。

2.時計の分解
ケースから機械を取り出し、針や文字盤を取り外して行きます。各部品の状態、各歯車のアガキ、アンクルやテンプの動きを事前に簡単にチェックします。


3.洗浄
穴石や受石は竹串や時計用のロディコというねんどみたいな物で事前にキレイにしておきます。洗浄には時計専用の洗浄液、リンス液、ベンジンなどを使い超音波洗浄を行い、最後にベンジンで再度すすぎ洗いします。 洗浄液などはケース洗浄でも効果があります。


4.乾燥、エピラム処理
機械を乾燥させエピラム処理(油拡散防止)を施します。上記の洗浄だけでもある程度拡散は防げるのですがエピラム処理を施すことで油持ちが驚くほど良くなります。


5.、磁気抜き、注油、組み立て
分解状態で磁気抜きをし、いざ組み立てです。部品により2種類の油を使い分け組み立てて行きます。注油と言っても多すぎても少なすぎてもだめなので経験がものを言う工程だと思います。

                                    手前の2瓶が油

6.精度調整
組み立て後、問題なく振角や歩度が出るものは良いのですが、出ない時の調整がやっかいでもあり腕の見せ所でもあります。アンクル停止位置調整、縦アガキの穴石調整、簡単な傾き補正ぐらいですがテンプヒゲ調整、香箱や筒カナの状態ひとつで大きくトルクに波が出たりするので問題個所を見つけるのは結構時間がかかったりします。
それで最後にゼンマイです。ゼンマイは巻き上げていると結構トルクがある様に感じるのですが、実際香箱から取り出してみると経年劣化していることも少なくありません。実はこのゼンマイ、時計部品店さんに結構在庫があるので当店でも良く使うゼンマイは10個単位で在庫しています。ですが、極力現状部品で仕上げたいと奮闘しちゃうんです(笑)。
ここまで来てどうしてダメな場合は、全行程のやり直しとなります(涙)。

手前が経年劣化したゼンマイ

7.動作テスト
平置き、垂直置きでそれぞれ2日間動作テストをします。自動巻はワインダーによる巻き上げテストも行います。テスト中に振角チェック、歩度調整し問題なければオーバーホール終了となります。

古い時計をオーバーホールしておりますと、昔の時計師さんが機械に凸凹を作 りテンプのすわりを調整したり、香箱受けに溝を掘って油を保持しようとされたりと、おそらく出荷時から調子の悪かった時計も少なくなかったのではと推測してしまいます。
作業がスムーズに行けば良いのですが、古い時計ですので色々あるんです(汗)。しかも当店では精度表示をしていますので結構自分で自分の首を絞めている様な感じです(笑)。それでも元気に調子が出ればとっても嬉しんですよ。

[番外編]
オーバーホール作業で脇役ですが結構重要なのがライスペーパーと指サックです。作業台に置いている低反発シートはなかなか買い替えないので汚れてきます。ライスペーパーは部品を一時的に置いたり、部品が転がった時 などの汚れ防止にもなります。指サックは組み立て時の機械や文字盤への油脂の付着防止になります。多い時には組み立て時に3度ほど新品にします。

★★★ 作業報告報告書 ★★★


オーバーホール作業が進みますと、ご覧の様な分解時と組み立て後のタイムグラファーの写真をメールさせて頂きます。また、発送時には写真付きのオーバーホール作業報告書を同梱させて頂いております。
ちなみに写真は文字盤が良い感じに焼けているオリスのポイントデイトのスモセコ(ほぼ現行品)です(H様、勝手に写真使わせて頂きました(汗))。なかなか部品の多いヤツでした。

copyright(C) AnyTimeWear All Rights reserved